カテゴリー: 日本の税金・基礎知識

所得税・住民税・消費税など日本の税金の仕組みをわかりやすく解説

  • 日本の税金の種類を全解説|初心者でもわかる税金の基礎知識【2026年版】

    日本の税金の種類を全解説|初心者でもわかる税金の基礎知識【2026年版】

    • 日本にはどんな種類の税金があるのか?
    • 直接税と間接税の違い
    • 国税と地方税、何が違う?
    • サラリーマンが払っている税金の全体像
    • 税金を知ることで節税できる理由

    「税金って何種類あるの?」「源泉徴収ってよくわからない」——そんな疑問、ありませんか?

    日本の税制は複雑に見えますが、基本的な仕組みを理解するだけで「自分がいくら払っているか」「どこで節税できるか」が見えてきます。

    この記事では、元バンドマン・現経営者の視点から、税金の基礎を初心者にもわかりやすく解説します。

    八木
    賢次郎
    税金って「取られるもの」じゃなく「仕組みを知れば使えるもの」です。まず全体像を把握することから始めましょう。

    日本の税金の全体像:国税と地方税

    日本の税金は大きく「国税」と「地方税」に分かれます。国税は国に納める税金、地方税は都道府県や市区町村に納める税金です。

    分類主な税金の種類誰が徴収するか
    国税所得税・法人税・消費税・相続税・贈与税・酒税・たばこ税税務署(国税庁)
    都道府県税住民税(道府県民税)・事業税・自動車税・不動産取得税都道府県
    市区町村税住民税(市町村民税)・固定資産税・軽自動車税市区町村

    実はサラリーマンが毎月給与から引かれているのは、この「国税+地方税」の合算です。給与明細の「所得税」「住民税」の欄を見てみると、その実態がわかります。

    直接税と間接税の違いとは?

    税金にはもう一つの分類軸があります。「直接税」と「間接税」です。

    直接税:税金を納める義務がある人と、実際に負担する人が同じ
    例:所得税、住民税、法人税、相続税

    間接税:税金を納める義務がある人と、実際に負担する人が異なる
    例:消費税(企業が納付するが、消費者が負担)、酒税、たばこ税

    消費税は「間接税」の代表例です。コンビニでコーヒーを買うとき、支払う消費税はコンビニが税務署に代わりに納めています。あなたは「最終負担者」として払っているわけです。

    サラリーマンが払っている主な税金5種類

    会社員の場合、給与から天引きされる税金と、日常生活で支払う税金があります。整理してみましょう。

    ①所得税(国税・累進課税)

    1年間の収入から各種控除を引いた「課税所得」に対してかかる税金です。収入が多いほど税率が上がる「累進課税」を採用しています。

    課税所得税率控除額
    195万円以下5%0円
    195万円〜330万円10%9万7,500円
    330万円〜695万円20%42万7,500円
    695万円〜900万円23%63万6,000円
    900万円〜1,800万円33%153万6,000円
    1,800万円〜4,000万円40%279万6,000円
    4,000万円超45%479万6,000円

    出典:国税庁|所得税の税率

    ②住民税(地方税)

    前年の所得をもとに計算され、翌年6月から徴収されます。所得割10%(道府県民税4%+市町村民税6%)+均等割(約5,000円)が基本です。

    住民税は「前年の所得」が基準です。会社を辞めた翌年でも住民税の支払いが続くため、退職直後に請求が来て驚く人が多いです。

    ③消費税(国税・間接税)

    買い物のたびに支払う税金です。2019年10月から標準税率10%・軽減税率8%の2段階制が導入されています。軽減税率の対象は「飲食料品(酒類・外食を除く)」と「定期購読の新聞」です。

    ④社会保険料(実質的な税負担)

    健康保険・厚生年金・雇用保険・介護保険(40歳以上)の保険料は、給与から天引きされます。これらは税金ではありませんが、可処分所得を大きく減らす実質的な負担です。年収500万円の場合、社会保険料の負担額は年間約70〜80万円にのぼります。

    ⑤固定資産税(地方税)

    不動産(土地・建物)を所有している場合にかかる税金です。毎年1月1日時点の所有者に対して課税されます。税率は標準税率1.4%です。

    「課税所得」とは?所得控除を理解すると節税できる

    所得税は「稼いだ金額(年収)」にそのまま課税されるわけではありません。年収からさまざまな「控除」を引いた「課税所得」に対して課税されます。

    課税所得の計算式
    課税所得 = 年収 ー 給与所得控除 ー 各種所得控除(基礎控除・社会保険料控除・扶養控除など)
    控除の種類控除額の目安誰でも使える?
    基礎控除48万円○(全員)
    給与所得控除年収に応じて55万〜195万円○(給与所得者)
    社会保険料控除支払った保険料全額○(全員)
    配偶者控除最大38万円△(条件あり)
    扶養控除38〜63万円/人△(扶養家族がいる人)
    生命保険料控除最大12万円△(保険加入者)
    医療費控除支払額ー10万円△(10万円超の場合)
    ふるさと納税(寄附金控除)寄附額ー2,000円△(手続き必要)
    iDeCo(小規模企業共済等掛金控除)掛金全額△(加入者)

    この控除をうまく活用することが「合法的な節税」の基本です。年収400万円の人でも、iDeCoやふるさと納税を使うだけで数万円の節税効果があります。

    税金はどこに使われている?2026年度の国家予算の内訳

    私たちが払った税金は、どのように使われているのでしょうか?2026年度の国の一般会計予算(約115兆円)の主な内訳は以下の通りです。

    費目予算額(概算)割合
    社会保障費(年金・医療・介護等)約38兆円約33%
    国債費(借金の返済・利払い)約28兆円約24%
    地方交付税交付金約16兆円約14%
    公共事業関係費約6兆円約5%
    文教・科学振興費約5兆円約4%
    防衛関係費約8兆円約7%
    その他約14兆円約13%
    八木
    賢次郎
    税金の使い道を知ると「なぜ社会保険料がこんなに高いのか」も見えてきます。仕組みを理解してこそ、正しい判断ができる。

    まとめ

    • 日本の税金は「国税」と「地方税」、さらに「直接税」と「間接税」に分類される
    • サラリーマンが主に払う税金は所得税・住民税・消費税(+社会保険料)
    • 所得税は「年収」ではなく「課税所得(各種控除を引いた後の金額)」に課税される
    • iDeCo・ふるさと納税・医療費控除などを活用することで合法的に節税できる
    • 国家予算の最大費目は社会保障費(約33%)、次いで国債費(約24%)

    次の記事では、多くの人が疑問を持つ「社会保険料がなぜこんなに高いのか」を詳しく解説します。

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